Organisms produce huge variety of metabolites, some of which are excreted out of cells: extracellular metabolites (exometabolites). They sometimes act as antibiotics to secure the niche. Others may play roles in adapting to harsh conditions. We’re exploring novel metabolites with unexpected biological activities, from microbes and marine organisms.
1. Membrane-targeting antibiotics
2. Exometabolites for adaptive growth
3. Novel metabolites from marine organisms
and more…
for more information, please contact to Dr. Nishimura (nshin@hiroshima-u.ac.jp).
微生物や海洋動物、植物からは様々な化学構造を有する生物活性化合物(天然物)が報告されてきました.天然物の化学構造は合成化合物とは異なる化学的なプロパティを有しており、時として思いがけない生物活性を示します.そしていくつかの天然物は医薬品や農薬として活用され、あるいは生命現象を解き明かすツールとして利用されています.
人類はこのような天然物を十分に活用してきたでしょうか?答えはNoだと私たちは考えています.これまでに50万を超える化合物が報告されているそうですが、その一部しか活用されていません.その大きな原因の一つは、化合物の生物活性が不明であることにあります.一方でユニークな生物活性を示す化合物は何のために産生されているのでしょうか?ほとんどの場合にそれらの生理活性は不明です.アオカビからペニシリンが発見されて一世紀が経とうとしていますが天然物化学の分野には多くの未解明現象が残されているのです。
私たちはこのような課題や疑問に答えるべく、ユニークな生命現象に着目して微生物や海洋生物から生物活性化合物を探索し、生物活性と生理活性の発現メカニズムの解明研究を進めています.
①生体膜に作用する化合物
②適応生育ではたらく化合物
③海洋環境からの化合物探索
詳細は西村(nshin@hiroshima-u.ac.jp)までご連絡ください.学内外、国内外問いません.
解説記事:「生体膜を標的にする天然有機化合物」化学と生物 2018
私見:「ビーチまで徒歩10秒.スクリプス海洋研究所で天然物化学を考える.」MedChem News 2019.
最近の研究発表:免疫抑制剤の新しい作用メカニズムの解明
鉄をめぐる真菌の新しい生存戦略の発見